みなさん、こんにちは!
フリーランスエンジニアのKATSUMIです。
先週、8月15日(金曜日)午後10時40分頃、マニラ首都圏マニラ市マルバー通りにおいて、日本人2名に対する殺害事件が発生しました。
被害者の日本人2名が同通りでタクシーから降車した直後、被害者に近づいて来た男1名が拳銃を発砲し、両名が殺害されました。
今回は、この事件に限らず外務省2025年5月09日情報「マニラ首都圏における強盗事件の連続発生に伴う注意喚起」をメインに書きます。
マニラで日本人が事件の被害に
外務省によると、昨年10月以降、マニラ首都圏内(マカティ市やタギッグ市といった日本人が多く住むエリア等)において、拳銃または拳銃のようなものを使用した強盗事件の発生が相次いでおり、日本人が被害に遭った件数は16件(5月6日現在)に上っています。
中には、カバンを奪われないよう抵抗した際に発砲を受け負傷した事案や、拳銃のグリップ部分で殴打された事案、レストランに侵入した強盗により金品を奪われた事案も発生しています。
犯人逮捕や今後の対策強化などを在フィリピン日本国大使館からフィリピン政府(警察当局を含む)に対し継続して申し入れているそうですが、現在のところ犯人の多くは捕まっておりません。
そのため犯行の背景は不明ですが、地元警察は、犯人は外国人(日本人を含む)にターゲットを絞った上で犯行に及んでいる可能性が高いと分析されています。
旅行者の皆様におかれては、犯罪のターゲットとなり得ることを常に認識いただくとともに、トラブルに巻き込まれないよう、十分御注意ください。
注意すべきこと
フィリピンでは日本と異なり、許可を得れば一般人でも銃の所持・携行が認められているほか、銃器の不法所持があったり未登録の銃器・密造銃も広く出回っていたりすることもあり、銃器を用いた犯罪が多発しています。
とりわけマニラ首都圏においては、次の諸点に一層御注意ください。
(1)最近の日本人が被害者となった強盗事案の多くが夜間に発生していることも踏まえ、特に夜間の徒歩移動はなるべく控え、近距離であっても車両で移動してください。仮にタクシーを利用する場合には、流しのタクシーは利用せず、ドライバーの特定やオンラインでの追跡が可能な配車サービスの利用を検討ください。
(2)徒歩で移動する際には、車と対向する側の歩道を選択し、できるだけ車道から離れた位置を歩いてください。
(3)バッグ等は車道と反対側に持つか、身体の正面で持つようにしてください。
(4)2人乗りのバイクによる犯行が多いことから、接近してくるバイクや不自然に停車しているバイクに警戒してください。
(5)ATM等で現金を引き出す際は、ショッピングモール内や警備員が配置されている場所を利用してください。
(6)レストランやショッピングに行かれる際にも極力警備員が配置されている場所を利用してください。
(7)多額の現金、パスポート等の貴重品は、必要がない限り持ち歩かないでください(パスポートはコピーの携行を推奨)。やむを得ず貴重品を携行する際には、1つのバッグに入れず分散して携行し、特に財布と携帯電話は別々に持つようにしてください。
強盗にあった時は
強盗に遭った際には、絶対に抵抗せず、生命と身体の安全を最優先に考え、落ち着いて行動してください。
例えば金品の要求に応じようとポケットやバッグに急いで手を伸ばすと、反撃すると誤解され攻撃される可能性もあるので、身体を動かすことなく「ポケットに入っている」などと口頭にて説明するか、指だけで差し示して犯人に取らせるようにしてください。
また、犯人の逃走後など安全な状況となり次第、速やかに警察へ報告ください(電話の場合「911」:日本の110番/119番に相当)。
最寄りのレストランや商店に逃げ込み、警察を呼ぶことも一案です。
困った際には、在フィリピン日本国大使館へ電話してください。
〇邦人援護ホットライン:+63-2-8551-5786
万が一に備えて
海外渡航前には、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。
(詳細は https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
マニラより安全な選択
セブ島という選択
中部ビサヤ地域のうち、セブ島は世界的に著名なリゾート地であり、従来、フィリピンの他の地域と比べて安全な地域とされています。
セブ、ラプラプ等の主要都市部や、周辺の観光地等において大規模なテロ事件等は発生していませんが、日本人が銃撃され負傷するケースや、トライシクル(三輪タクシー)・ジプニー(乗合タクシー)を利用した日本人が強盗・強奪、スリ等の被害に遭うケースも頻発しています。
その他、日本人旅行者、特に短期語学留学生がトランプのいかさま賭博や性犯罪の被害に遭う事例も報告されていることから、同島の滞在にあたっては慎重に行動することが大切です。
また、日本でやってる下記のような行為は、盗まれますのでやめてください。セブ島の人は、誰もやってませんし、他国でも同じです。
・歩きスマホ
↓
スマホをひったくられます。
・複数名でファーストフード店等の飲食店に行った時、席確保のために手荷物をテーブル等に置いて、荷物見張り役なしでレジに注文に行く。
↓
手荷物を盗まれます。
おすすめ観光スポットに関しては、「セブ島観光はこれで決まり!セブ島で遊びつくすおすすめスポット【2023年最新版】」をご参照ください。
プーケット(タイ)という選択
下記は、フィリピンとタイの危険レベルを示した図です。(外務省危険レベル抜粋)



見ての通り、フィリピンと比べてタイは、危険レベル1未満の白エリアばかりです。
(カンボジア国境付近は紛争状態、マレーシア国境付近イスラム勢力が分離独立を標榜)
タイはほとんどが危険ではないといっても、日本ほど安全ではないことをご認識ください。
セブはキリスト教徒が8割以上、タイは日本と同じ仏教徒が多いため(プーケットはタイ南部にありマレーシアに近いことからイスラム教徒が3〜4割を占める)、日本人は落ち着きます。
おすすめ観光スポットに関しては、「プーケット観光のモデルコース【4泊6日】」をご参照ください。
この情報が、フィリピン、タイへ旅行に行かれる方々のお役に立てますと幸いです。
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