旅行用品に詳しいノマドがおすすめのスーツケースを解説【経験上ポイント4つ】

旅行用品

皆さん、旅行用品の中でも高い買い物は、スーツケースではないでしょうか。
海外ノマドの私の経験からスーツケースの選び方を解説します。

旅行用品に詳しいノマドがおすすめのスーツケースを解説

何を基準にすればよいのかわかりにくいスーツケース選びですが、ポイントは大きく分けて4点です。
価格、軽量性、丈夫さ、大きさを考えて選ぶ必要があります。
普段スーツケースを見慣れていない方が、あれもこれもと考えてもわけが分からなくなるだけです。
あまり細かいことは気にせずポイントだけを見て決めましょう。

選び方のポイント4つ

海外ノマドの私が、経験上どうやって選んだら良いかを解説します。

①価格

安いものは安い素材が使われているので、高いものに比べて壊れやすいです。
かと言って高ければ壊れないかというと、そうもいきませんが、1万円を下回るような格安品は、オススメしません。
飛行機で到着した際、一番起こりやすいのが「タイヤの破損」と「側面のへこみ」です。
どうしても、タイヤ部分は出っ張っているので壊れやすいのは仕方が無いことだと思います。
側面のへこみに関しては、悲しいですが海外では放り投げられることがほとんどです。
タイヤの破損程度であれば、メーカーからタイヤだけ取り寄せて、自分で交換することもできます。
修理対応もあります。
安すぎない信頼のおけるメーカーを選びましょう。

②軽さ

これも非常に重要です。
通常、国際線に追加料金無しで持ち込める重量は20キロ前後です。
スーツケース本体が重くなればなるほど、中に詰められる荷物は少なくなってしまいます。
規定の重量をオーバーすると、渡航先とオーバーした重量によっては追加料金数万円を取られることもあります。
多少値段が高くても軽いスーツケースを選ぶメリットは充分です。
スーツケースは軽ければ軽いほど優れているわけですが、軽いほど薄くなるわけですから強度が犠牲になります。
そこで薄くても強度が確保できるように強度の高い樹脂を使うことになります。
こうした樹脂は高価なため、スーツケースの値段も当然高くなります。
ただし、安物で軽いものは、単に薄っぺらくて軽いだけですので絶対に避けましょう。

③丈夫さ

一番重要なのが丈夫さです。
スーツケースは消耗品であり、空港での被破損率は一般に考えられているよりもはるかに高いです。
軽量タイプのスーツケースは、素材や構造で分けると大きく3種類のタイプに別れます。
ソフトケース、ファスナーハードケース、フレームハードケースの3種類です。
それぞれに特徴があり、お値段も違ってくるので、自分に最適なタイプのスーツケースを選ぶ必要があります。

・ソフトケース

普通のビジネスバックのように化学繊維の布で出来ています。
いくら強力な繊維で出来ていたとしても、単純に布で造ったかばんではフニャフニャで型崩れしてしまいますので、金属や樹脂のフレームが入っていたり、樹脂製の芯材が入っていたりします。
その最大の特徴は軽さですが、逆に軽さと柔らかさ故に壊れやすいと思っている人が多いようです。
しかし、そんなことはありません。
信頼のおけるメーカーの製品を選べば、破損率はファスナーハードやフレームハードと変わりません。
昔は、分厚い樹脂の塊でできたハードケースと比べて圧倒的に軽い、そして安いというアドバンテージがありました。
近年ではハードケースがポリカーボネート100%が当たり前になり、ボディシェルが圧倒的に薄くなったため、ハードケースでも非常に軽量になってきました。
特にファスナーハードですと、もはや標準的なソフトケースと変わらないレベルです。
加えて、真空形成で全自動で形作れるハードと比べて縫製の手間がかかるため、値段もファスナーハードに逆転を許している状態です。
最大の弱点は防犯性です。
防犯性に優れているフレームハードケースも完璧な防犯性とはいえませんが、ファスナーは弱いのが現実です。
ファスナー部分をナイフで切り裂かれるケースがあるようです。
ただ、日本人はハードケースを選ぶ傾向にあるため、日本人だと気づかれにくくなります。
日本人=金持ちなので、盗難リスクも減ります。

世界一周旅行者に人気の”オスプレー ソージョン60”

通常はソフトキャリーケースなのですが、いざとなれば背負えるようにショルダーもついています。
ガタガタの山道など、キャリーが転がせない場所でも、背負って移動することができます。
世界一周旅行者やバックパッカー(特に女性)に人気があります。
サイズもいくつか販売されてます。
背負うときも腰ベルトがついており、安定します。

参考価格:34,560円
容量:60リットル
重量:3.87KG

・ファスナーハードケース

軽くて安いという、かつてのソフトケースのアドバンテージを完全に奪いとったのがファスナーハードケースです。
ボディは、フレームハード同様に、固い樹脂で出来ていますが、真ん中に金属のフレームが通っておらず、替わりにファスナーで閉じる仕組みになっています。
ハードケースとはいえ、フレームハードよりはふにゃふにゃしていますので、フレームハードよりも壊れやすいと思っている方も多いようですが、全くそんなことはありません。
しっかりしたメーカーの製品で比べれば、ファスナーもフレームも破損確率は殆ど変わりません。
破損率がフレームと変わらずに、軽くてやすいとなればファスナーハードが一番万能な気もしてきますが、幾つかの弱点もあります。
ソフトケース同様に弱点は、ファスナーの防犯性です。

ハードキャリーはSamsoniteコスモライト3.0かな?

コスモライトが生まれ変わって更に軽くなりました。
衝撃や歪みに対し優れた耐性を持ち、同時に驚きの軽さを実現しています。

参考価格:32,930円
容量:68リットル
重量:2.3Kg

リモワをも凌駕するという評判? シフレ ZERO GRA/ゼログラ

批評雑誌モノクロのスーツケース対決で1位を獲得したスーツケース「ZEROGRA/ゼログラ」
リモワをも凌駕するという評判ぶりです。詳しい評判はこちら。

ドイツの「バイエル社」のポリカーボネートを使用し、板を薄くしても 強度が保てる素材『マクロロン』 を採用しています。

スーツケース ≪ZERO2088≫ 56cm

参考価格:24,840円
容量:60リットル
重量:2.9Kg

・フレームハードケース

フレームハードケースは、街で一番良く見かける、あのかっちりしたスーツケースです。
ボディは固い樹脂でできていて、真ん中に硬い金属でできたフレームが一周通っています。(樹脂のフレームを採用したモデルも有ります)
丈夫な樹脂だけでなく金属フレームまで付いているとあって、一番丈夫なのがフレームハードケースだと思っている人が非常に多いようですが、実はそんなに変わりません。
昨今スーツケースの破損で一番多いのは、樹脂のボディが陥没したり割れたりするケースです。
ファスナーが破けたりフレームが歪んだりすることもありますが、ボディの割れに比べると確率は高くありません。
したがって、ファスナーでもフレームでも、それほど破損率に変わりはないのです。
フレームの最大の良さは、やはりファスナーに比べると防犯性に優れる点です。
フレームでも、マイナスドライバーやバールで鍵をこじ開けられたら防ぎきれませんが、カッター1つで切り裂けるファスナーと比べれば安全です。

フレームタイプならグリフィンランド TSA1037-1がおすすめ

強度の高いスーツケースを探しているなら、開閉部分が金属仕様の「フレームタイプ」がおすすめです。
なかでも、強度と耐久性に優れた「深溝強化アルミフレーム」を採用している「TSA1037-1」がおすすめです。
「TSA1037-1」は、グリフィンランドのスーツケースの中でも、高い人気を誇る定番シリーズ。
表面を耐衝撃性の高いポリカーボネートでコーティングしており、「TSAロック」もついているため、セキュリティー面でも心強いです。

④大きさ

どのスーツケースを買うかを決めたら、最後にサイズを決めます。
同じモデルでも複数サイズが用意されていることが普通ですので、想定される荷物の量を考え、自分にあったサイズを選びましょう。
帰りはお土産などで荷物が増えることになりますので、余裕を持った大きさを買いましょう。
同じスーツケースの機種でも、サイズが大きくなればなるほど破損率は高くなりますので、難しいところです。
旅のプロ 海外添乗員や海外旅行頻度の高い人たちの意見によると、60リットルぐらいがベストなようです。
これより大きいサイズを選択することもできますが、衣類は洗濯する等して荷物を減らしています。

私の海外旅行用 丈夫なスーツケース !! オスプレー ソージョン60

私は、軽さの点からソフトケースかファスナーハードケースに絞りました。
後は、引きながら運ぶタイプの2輪というとソフトケースのオスプレーぐらいしかないのと、いざという時リュックにもなるオスプレー ソジョンにしました。
サイズは真ん中の60リットルです。

各写真を説明していきます。
・正面画像です。

・背面は、背負うハーネス入れと、マジックテープの蓋の雑誌や新聞入れの2カ所のポケットがあります。

・ホイールは大型で直径90mmと頑丈、ゴムではなくプラスチック素材なので磨耗しにくい、ホイールサイドにカバーがあり外からの衝撃から守れる設計です。

・ハーネスを取りつた画像です。私は長期出張で、最寄り駅まで自転車で行く時にのみ使いました。海外旅行で使わないと判断した場合は、取り外して軽量化できます。コロコロしか使わないと取り外している所有者が多いです。

・蓋部分には2カ所のポケットがあります。

・サイド2カ所と背面にもポケットがあります。

海外ノマドの方の、スーツケース選びの参考になれば幸いです。

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