みなさん、こんにちは!
フリーランスエンジニアのKATSUMIです。
セブ島の治安は?
セブ島で4ヶ月暮らしましたが、スーパーの帰りに7歳くらいの男の子から「Give me money please」と言われました。
帰ってゲストハウスの人に話したら、近所の悪ガキが旅行者をからかっただけでお金に困って話しかけてきたわけではないとのことです。
本当のストリートチルドレンは、学校に行って英語教育を受けてないので、英語を話すことができないそうです。
そういえば、以前、繁華街近くの本当のストリートチルドレンはジェスチャーだけでした。
フィリピンは、世界で最もストリートチルドレンが多い国です。
そんな、ストリートチルドレンが多いセブ島は、治安は大丈夫なのか心配される方も多いと思います。
そういった治安の問題を、ストリートチルドレンを中心に説明させていただきます。
データで見るフィリピンの治安
フィリピンの治安状況を他国と比較します。
上記は、NUBEOという世界中の都市や国々の生活情報を管理する世界最大のデータベースが発表している世界の犯罪指数をマップ化したものです。
犯罪指数が高いほど、順位も高く治安が悪いことを表しています。(赤色で塗られているほど治安が悪い)
フィリピンは142ヵ国中、86位(日本は134位)
ニュージーランド78位、カナダ82位よりも治安が良いと評価されています。
フィリピンの治安は日本と比較すると劣りますが、世界的に見ると決して悪い方ではないことが分かります。
問題は、旅行や移住生活で身近な犯罪である、”スリやボッタクリ”が多いという点です。
ボッタクリの対策に関しては、以前、私がまとめたブログ「セブ島旅行に必須なタクシーアプリGrab」をご参照ください。
スリ防止の対策は次に説明します2点です。
物乞いするストリードチルドレンにお金を渡さない
スリ防止策の1つ目は、物乞いするストリードチルドレンにお金を渡さないことです。
ストリートチルドレンとは路上で生活している子供たちのことです。
彼らは家を持たず1日の大半を路上で過ごしています。
親や親戚に捨てられた子もおり、食べ物はその日暮らしです。
親から育児放棄された子供は路上に溜まり、同じ境遇の子とグループをつくります。
お腹を空かせた子供は食べて行くために何でもしなくてはなりません。
そこに悪い大人が目を付け、子供にスリの手口など教え犯罪をさせます。
シンナーやタバコを吸っている10歳前後の子供が、路上で歩行者を取り囲みカバンやポケットの中から財布やスマホを盗み取り、その代償として悪い大人から食事が渡されます。
犯罪を犯すストリートチルドレンから狙われやすいのは、セブの生活に多少慣れてきた韓国人や日本人の語学留学生と現地在住の外国人です。
はじめは物乞いをする態度で寄ってきて、そのうちに集団で囲みスリをします。
ターゲットや手口を教えているのは大人で、ストリートチルドレンと化した子供は食べていくためにしかたなくやらされています。
可愛そうに思えて仕方ないのですが、彼らに「お金は渡さない」ようにすべきです。
モノ売りをしている子供は犯罪行為は行わない
ストリートチルドレンには、モノ売りをしている子供もいます。
そういう子供は、生きていくためには最低限の社会のルールを守らなければならないことを親から教えられているので犯罪行為は行いません。
誤解しないでいただきたいのは、ストリートチルドレンは、皆スリなどの犯罪行為を行うのではなく、普通の子供と変わりないという事です。
子供は生きていくために、また家族の収入のために6~7歳になると商売をさせられます。
路上ではモノ売りをし、売るものを仕入れるお金がなければ物乞いもします。
収入は自分と家族が食べるためのお金と売り物を仕入れるお金になります。
スリをする子供と、スリをしない子供を見分けるのは、現地に長年住んでないと難しいです。
スリをされなくてもお金を渡さない理由は、「物乞いをすれば、お金がもらえて生活できる」と分かれば、将来仕事をせずに、お金が無くなったときにスリなど犯罪に手を染める可能性があるからです。
危険エリアには近づかない
スリ防止策の2つ目は、スリが多そうな危険エリアに近づかないことです。
セブ島では海沿いや川沿い、観光地や商業施設の近くに貧困層のスラム街が広がっています。
中には薬物などの売買が行われている場所もあります。
注意すべきエリアは以下です。
パジル(Pasil)
観光地で有名なサントニーニョ教会やカルボンマーケットから徒歩15分くらいに位置します。
一番治安が悪いと言われ、現地の人も極力近寄らないエリアです。
ドラッグの取引も行われている危険な場所なため、観光客はもちろん移住している方も絶対近づかないようにしましょう。
コロン(Colon)
観光地で有名なエリアで、サントニーニョ教会やカルボンマーケットがあります。
繁華街であるコロンストリートは激安な洋服や雑貨、電化製品などが売られています。
東京でいう「上野のアメ横」に似ています。
今ではドゥテルテ大統領の麻薬取り締まりにより、かなり治安が改善されました。
スリに気を付けて行動すれば昼は問題ありません。
夜は店が閉まり、人通りも少なくなります。一人では行かないようにしましょう。
ビラゴンザロー(Villagonzalo)
ロビンソンガレリアという高級志向な商業施設の裏側に位置します。
商業施設自体はとっても安全です。
しかし周辺地域はドラッグの蔓延が噂されているため、治安は良くないと言えます。
SMモールという有名な商業施設も徒歩圏内ですが、得に夜間に歩いていくのはオススメしません。
タクシーなど公共の乗り物で移動してください。
他にもドラッグが蔓延しているエリア
「ジャンケラ・ストリート(Junquera St)」「ダルジョ(Duljo)」です。
危険ですので近づかないようにしましょう。
この情報が、セブ島へ観光、留学に行く人達のお役に立てますと幸いです。
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